福山雅治の男性限定ライブ、「野郎夜」2016のレポ・感想(ネタバレあり)
2016年もパシフィコ横浜で行われた福山雅治のライブ「冬の大感謝祭其の十六」も大晦日のカウントダウンライブで全日程が終了したので、男性限定ライブ=野郎夜の感想を書こうと思います。ネタバレを含むので、その点ご了承ください。
オリジナル料理で楽しむFOODコーナー
ライブ会場ではオリジナルのフードが食べられます。これもライブの楽しみの一つですね。福山雅治の出身が長崎ということもあり、地元の料理や食材を使ったフードを楽しむことができます。
こちらは招福軒です。中華料理風の店のレイアウトですね♪ここでは皿うどん、ブラックカレー、塩角煮丼が売られていました。
一方でこちらは、そば処 招福庵です。のれんがあったりして、和風な雰囲気の店内ですね♪そばとおでんが売られています。
招福軒に招福庵。店の名前もそうですが、看板があったり店の内装もしっかりしていてリアリティがあって良いですよね♪こういったフードコーナーのクオリティも高いです。
もちろん料理も美味しかったです。
普段食べるようなコンビニのおでんとはまた違った味がして、とても美味しかったです。この日は2人で塩角煮丼を食べ、おでんとそばをふたりで分けて食べました。
大☆福山展
デビューからの歩みを振り返ることができる展示コーナーもありました。ここではデビューした頃の写真や映像に加えて、龍馬伝やガリレオの台本など、とても貴重なものも見ることができました。
写真撮影禁止なので、公式のツイッターから。中の様子の写真です。スタッフがつぶやいていますが、たまに本人が降臨するときもあります。その時は文末に「福」の文字がついています。
本日も横浜ランドマークプラザ5階のランドマークホールでは、 #福山雅治 の活動の歴史を、ファンクラブBROS.の歩みを元に振り返る『大☆福山展』開催中!スタッフ #BROS1991 pic.twitter.com/zNeb5VGyIg
— BROS. (@BROS_1991) 2016年12月29日
ライブが始まる前に少し余裕を持って並び始めたのですが、こんな感じの長蛇の列で、展示コーナーにたどり着くまでに結構かかりました…!こういう時はグッズを先に買ったらなるべく早めに行くといいですね。この日は早めに並んだので、ちょうどいい時間で会場入りできました。
MASHA'S BARでお酒を愉しむ
展示コーナーを抜けるとそこにはバーがあります。ここは本当のバーになっていてお酒を飲んだりつまみを食べたりすることができます。
MASHA'S BARはもともと福山雅治のオールナイトニッポンのコーナーでした。リスナーの悩みに答えて、お酒のかわりに音楽をかけるというMASHA'S BAR。
ここでは、さきいかをつまみながら「竹鶴」のハイボールを飲みました〜。あまりお酒は好きではないので全然飲まないのですが、この竹鶴はとても美味しかったです!800円で飲めましたし、初めてお酒が美味しいと思いました。
なので、実家に帰る時に早速この「竹鶴」を買って、自分でも飲んでみました〜♪
竹鶴政孝さんが「日本人に本物のウィスキーを飲んでもらいたい」と情熱をかけて作ったお酒とラベルの裏に書いたあったのですが、やはり美味しいですね。
オフィシャルグッズ
タオルは普通のスポーツタオルと野郎夜特製のビッグタオルを買いました。スポーツタオルは少し薄く柔らかくなって、回しやすくなった気がします。ライブではタオルを投げたり回したりするので欠かせないグッズです。
ほかには、パスケースとミラーを買いました。パスケースがとても便利でした。PASMOを入れて使っていますが引っ張るとヒモが伸びるタイプなので、改札ですぐにタッチできます。腰につけておけばアクセサリーにもなるので買ってよかったです。
ミラーは、開くと両側が鏡になっていて、片方は拡大鏡になっていました。女性向けっぽい形ですが、ライブのロゴが入った小物が欲しかったので買いました。巾着袋も良いです。
ライブ
さて、ここからはライブについて振り返っていきます。
オープニング
開演時刻になると会場を照らしていた照明が消えて、暗くなります。この照明が消える瞬間がいつも好きで、いよいよ始まるんだという感じがして気持ちが盛り上がります。
登場シーンは、真っ暗なステージの真ん中をスポットライトがパッと照らしました。白い衣装だったので照明を反射して、光っているようにまぶしかったです。ライブの始まりは、ヴェートーベンの第九のフレーズをギターで弾きながら始まりました。年末に良く聴く第九の歓喜の歌。この始まり方がとてもかっこ良かったですね。ギターで第九を弾きたくなって、いま練習してます。
野郎夜では、一曲目から「fighting pose」で飛ばして行きました。
男だって女唄、女だって男唄
今回のライブのコンセプトは「男だって女唄、女だって男唄」ということで、前半戦はしっとり女唄を聴きました。女唄とは男が女性の気持ちを女性の言葉で歌った曲のことですが、これは他の国ではあまり見られない日本独特の文化だそうです。ナレーションはドラマ「ラブソング」でも共演した宇崎竜童さんでした。宇崎さんの渋くてカッコいい声が、あのライブ会場の大きなスピーカーから流れてきてとても良かったです。
女唄
HEAVEN
Gang★
この二曲はアコギとドラムだけで演奏しました。東京ドームで行われたファンクラブ25周年記念ライブでも、追憶の雨の中とHEAVENをアコギと足元のストンピンベースだけで演奏しましたが、こういうシンプルな形での演奏はギターの音がよく聴こえたり、ギターでフレーズを弾いたり技が見れたりするのでとても好きです。こういった演奏をもっと演ってほしいですし、アコースティックver.でCDを出してほしいです。楽譜も欲しいです!
KISSして
ミスキャスト
milk tea
2014年に行われた野郎夜でミルクティーを演奏した時に、男たちが「ウォー」となっていたので、それならば男でも女唄を、女にも男唄を歌ったっていいんじゃないかということで今回のライブのコンセプトが生まれたそうです。
好きよ好きよ好きよ
恋の中
soup
この3曲のセルフカバーの中では特に恋の中が一番良いと思いました。他の2曲は女の子の可愛らしい唄ですし、藤原さくらさんのイメージもどうしても強いのですが、少し大人っぽい恋の中はましゃの声ともとても合っていて、これはかなり好きです。ぜひとも音源化してほしいです。あと七月七日も音源化してほしいです。
squall
家族になろうよ
(最愛もあったような気がしたんですが・・・)
男唄
後半戦は男唄を中心に飛ばして行きました。
11年ぶりにライブで披露された「風をさがしてる」から始まり、1461日やGAMEなどのオリンピックの曲、HUMAN、ステージの魔物と続いて行きました。
風をさがしてる
逃げられない
1461日
Dogons
GAME
WOH WOW
群青〜ultramarine〜
Prelude
HUMAN
ステージの魔物
群青からHUMANへの流れはしびれましたね。HUMANの照明などの演出も良かったです。演出は毎年新しいものを取り入れて変わっていくので、今年もどんな演出をするのだろうかと楽しみにしていました。ライブが始まる前に会場を見渡していたら、上の方に丸い鏡があり、これは一体何に使うのだろうと思っていたらHUMANからレーザーを反射する鏡でした。この鏡が上下に動き、それに合わせてレーザーの照射角度も変わります。コンピュータで計算されて制御されているんでしょうが、こんなこともできるんですね。会場中にある鏡がいろんな高さでバラバラに動くので、会場の空間が張り巡らされたレーザーに包まれたようになりました。こういった演出がとても良かったです。
ライブの演出がすごい
ドームツアーのHUMANの時には観客が光るペンライトを手に持っていて、コンピューターで操作していました。その時はドームが光の海になってようで本当にキレイでした...!!あれはやばかったです!ペンライトだと片手がふさがってしまうからか、最近は光るブレスレットを腕につけるようになりましたが、僕はペンライトの方が光量が多くて好きでした...。ドームツアーでHUMANを演奏する時は、真ん中にある円形のステージが上に上がってそこで演奏していました。そのステージの側面にもLEDが付いていて映像が流れるようになっていたり、メインステージのスクリーンがつながって巨大なスクリーンとなり、そこにクスノキが映った瞬間があったりと、とても良かったです。
夏のスタジアムライブではステージの裏側の誰も座っていない席にも光るブレスレットが置いてあり、HUMANの曲の始まりに合わせて一斉に光りました。HUMANが始まるまでそこにまでブレスレットが置いてあるなんて考えてなかったので、驚きもあったし、圧巻でした。長くなりましたが、ライブ演出だけで記事が書けてしまいそうなのでまたの機会にします。
それくらいライブの演出のクオリティが高くて、毎回進化していくので楽しみです。
野郎歌シンガロング
最後は「遠くへ」の弾き語りで締めました。
男たちみんなで歌うとなんか涙が出そうになります。なぜなんでしょうかね。男の友情とか、一体感とか。何かを共有しているような感じがする時って涙が出そうになるので、そんな感じがします。高校野球をやっていた頃を特に思い出しますね。当時のチームメイトと集まって飲んだ時、1人がめちゃくちゃ酔っ払って泣きながら「お前がいてくれたからあの時おれはぁあ!」とか言い出して、そしたらそれにつられてみんな泣き始めて…。結局そこにいたみんなで泣いたこともありました。日本酒で結構酔ってましたが、そんなこともありました。仲間たちと過ごしていたあの感じ・・・。ライブを思い出しながら帰り道にまた泣きそうになりました。しみた...。
ありがとう男たち。敢えてのネタバレだけど、ギター1本での「約束の丘」「遠くへ」での野郎歌シンガロング、泣けた。何の涙なんだろね。ま、理由なんていいか。てか、泣いてばっかだし。でも、もう一度、ありがとう男たちよ。福 #BROS1991 #野郎夜
— BROS. (@BROS_1991) 2016年12月23日
残念ながら満員とはならなかった今回の野郎夜でしたが、本人は
- そこ(18,000人)を目指すから届かない、もっと先を目指さないと届かない
- 現状維持を目指すのは右肩下がりにしかならない
というようなことを言っていました。このあたりはやはり流石というか、こういった考え方や姿勢でいろんな失敗や困難を何度も乗り越えてきたんだなぁと思いました。
僕はもっと曲やライブが広がれば良いなと思っています。初めてライブに行った時に「少年」を聞いて思いましたが、歌が、歌詞が本当に深く作り込まれていると感じました。ヤンキースでも活躍した黒田選手は「少年」が好きだと言っていましたが、黒田選手のような本当に人生をかけて真剣に戦ってきたトップアスリートにも響いている、ということからも作られた曲の質が分かると思います。黒田選手のような人には浅い歌は決して響かないですよね。
まとめ
ということで、来年も、再来年もその先も毎年野郎夜をやって欲しいです。毎年進化していく姿もみたいですし、限定ライブだけ別日程で東京ドームとかでやるようになったらとか考えるとワクワクしてきますね。なかなか聖女夜に行けない聖女たちも行きやすくなりますし、もっと野郎夜にくる人が増えるとおもしろくなりそうです。
もっと遠くまで
では!
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