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理解度が格段にアップする、先に全体像をつかむこと

 

third-1.hatenablog.com

この記事の中で、全体像をつかんでいるのとそうでないのとでは理解度が全く違ってくるということを書きました。それについて詳しく書いていきます。

 

理解の前提となる「スキーマ」という考え方

Dr.苫米地の「脳力」の使い方

Dr.苫米地の「脳力」の使い方

 

 この著書の中にあるように「スキーマ」とは

物事を理解するための枠組みや前提条件のようのもののことを、「スキーマ」と考えればいいでしょう。

と、あります。このスキーマが有るか無いかで理解度が歴然と違ってくるというのが

心理学者のブランスフォードとジョンソンが行なったこちらの実験です。

一部引用すると、

「まず、ものをいくつかの異なるグループに分ける。もちろん、ひとまとめでも十分だが、それはものの量による。(中略)重要なことはやりすぎないことである。一度にするのは多すぎるよりも少なすぎる方がよい。目先だけではこれが重要に見えないかもしれないが、混乱は簡単に起こりやすいのだ。そのうえ失敗は高価なものにつきやすい(中略)その手順が完了したあとで、ものを再びいくつかの異なったグループに分けて整理する。次にそれらはそれぞれに適した場所にしまわれる。」

という文章があります。

これ、何のことだか全然分からないと思います。

実はこれとても生活に身近なことで誰でも知っていることです。

答えは最後に言いますね^^;

 

先に全体像をつかむ

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前回の「退屈な講義・授業に対する施策」という記事の中に書いた、全体像をつかむために教科書を全部読んでしまおうという意味がここにあります。

おそらく、何も知らない状態で授業なり講義なりを聞いていると、さっきのわけわからない文章を必死に理解しようと読んでいることになります。それはかなりしんどいよね...。

でも、全体像が分かると、今やってることが全体の中でどのあたりに関係しているのか?他の事とどんな関係があるのか?ということがハッキリしてくるし、

例えるなら迷路を上から見ているようなもの。だから、どこが行き止まりで、ゴールへのルートはどこなのかもすぐに分かることができる。

 

先生の話を聞いているときなら、今どのあたりのことを話しているのか分かるし、どうやって話が進んでいくのか予想ができるから、さらに理解しすくなる。

例えば、一度観たことのある映画をもう一回観るような感じ。

ストーリの展開はもう知っているから、今度は俳優の表情から心情をより深く読み取ったり、セリフに込められた本当の意味は何なのかといったことも2回目には分かったりするよね。

そんな感じで、全体像がわかった上で情報に触れていくと理解度が全然違うということが実感できると思う。そのために重要なのが前提となるスキーマ

では、さっきの文章の答えは...

「洗濯」でした。

もう一度、さっきの文章を読んでみると今度はよくわかると思います♪

 「まず、ものをいくつかの異なるグループに分ける。もちろん、ひとまとめでも十分だが、それはものの量による。(中略)重要なことはやりすぎないことである。一度にするのは多すぎるよりも少なすぎる方がよい。目先だけではこれが重要に見えないかもしれないが、混乱は簡単に起こりやすいのだ。そのうえ失敗は高価なものにつきやすい(中略)その手順が完了したあとで、ものを再びいくつかの異なったグループに分けて整理する。次にそれらはそれぞれに適した場所にしまわれる。」

どうですか?スッキリしましたか?

 

まとめ

  • 全体像をつかむと理解度が格段にアップ
  • 理解のためにはスキーマ(前提・枠組み)が大事

 ということでした。

 

じゃ。