MENU

講義形式の限界と自主学習のすすめ。

前回、この記事の中で講義形式の学習に対する非効率さに少し触れたので、それについてはこちら。

third-1.hatenablog.com

今回はそれについてもう少し詳しく書いていきます。

 

自習学習のすすめ

前回の記事で書いたように、大人数に一斉に行う講義形式の学習の生産性には疑問を感じる。一番効率が良いのは一対一で教えてもらうことだと思う。それが難しいのであればやはり自分で勉強すること。自分で勉強できる人間になることが一番良いし、本来はそうなるべきである。今までは自分で勉強というと難しい教科書を自分でゴリゴリ読み進めるくらいしか方法がなかったのかもしれないから、それだと自習は厳しい。だから講義形式の学習で必死に、時に退屈で非効率な講義に耐えることもやむを得なかったのかもしれない。でも今はネットがあるから、前回の記事のような便利なサイトもあるし、本はAmazonで買ってすぐに家に届く。どんな本が良いのか簡単でわかりやすいのかもレビューなどを見て判断できる。

個人別・自主学習については「公文式」が大事にしているポイントなので、公文のサイトを参考に見てほしい。

www.kumon.ne.jp

 

僕も実際に公文をやっていたけど、公文は基本的に自習学習で進めて行く。プリントがあるので、新しい概念も自分で説明を読んで、自分で解く。

そして、解き終わったり、どうしても分からないところがあったら先生に聞きに行く。でも先生もすぐには答えを教えてくれないから自分で考えなければならなかった。そうやって自分で進めて行く。学校の勉強と大きく違うのはこの自主学習であるという点と、進める人はどんどん先に進んでいける点だ。

僕は幼稚園から始めて中学卒業まで、だいたい10年くらいやっていた。国語は中3の時点で高2まで進んでいたからまずまず進んでいる方だったと思う。おかげで国語はあまり勉強しなくても良い点が取れていたし、高校は県内でもトップクラスの進学校に行った。(高校に入ったら野球ばかりであまり勉強はしなかったが...。)

 

自主学習・独学の大きなメリットとは?

自分で学習する習慣がつくと、新しい事態にも対応できる。

学校の授業以外は基本的には自分で学ばならければならない。

仕事のこと、趣味などの自分でやりたいことの勉強もそうだ。

いつも受け身で、学校のように誰かに授業をやってもらわないと勉強できないといった姿勢だと、社会に出てから何もできない人間になってしまう。何より、現実社会では都合よくパッケージされた事柄を学んでいれば良いわけではない。予測しなかったことも起こるし、学校では教わらなかったことは山ほどある。誰にも教えてもらえない状況で自分でなんとかしないといけないこともある。

そういった状況にあっても、自分で必要な知識、スキルを身につけていき、乗り越えていける力が必要になる。だから、自分で学んでいく力がとても大事だし、そのためにも自主学習はとても良い訓練になる。

 

もう一つのメリットは能動的に考えられる人になること。

受け身の学習は、入ってきた情報をひたすら入れていくことに終始してしまいがちになる。入ってくる情報に対して受け身でいる癖がつくと、なんでも鵜呑みのしてしまうようになるから注意が必要だ。テレビなどのメディアが言ったこと、親や先生が言ったことが全て正しいと受け入れて、疑問が持てなくなるのは危険なことだと思う。

企業はできるだけ利益を上げたいし、そのためには社員にはできるだけ働いてもらいたい。人件費はできるだけ安く抑えたい。

そういった企業に良いように使われないためにも自分で考えられる人になる方が良い。疑問に感じたら自分で調べて考える。この調べるということもやっていくうちに上手くなっていくので、どこで調べるか、ネットなのか本なのか。情報はどうやって手に入れるか、誰に聞いたらいいのか。そういったことを考える能力も、自分を助けてくれると思う。

 

では。